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現状に不満を感じている時の乗り越え方-神奈川・サッカー個人指導受付中。

 

この

記事を読めば・・・

 

★現状に不満を感じている時の乗り越え方が学べます!

 

-

 

『なんで自分が試合に出られないんだろう・・・』

 

私も選手として活動していた当時は、

所属していたチームの環境の不平不満ばかりを口にしていました。

『監督が他の選手をひいきばかりしている、

自分の方が活躍しているのに他の選手はもっと良い待遇を与えてもらっている...』などなど、

とにかく愚痴ばかりこぼしながらプレーしていたました。

 

そんな時に、サッカー日本代表長友佑都選手の『上昇思考』という本に出会い、とても感銘を受けました。

私はこれまで多くのアスリートの本を読んできましたが、

現役時代に最も影響を受けた本は間違いなくこの本です。

 

上昇思考幸せを感じるために大切なこと

長友 佑都 角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-05-25

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長友選手といえば、高校時代から全国大会に出るほどの実力者ではあったものの、

大学サッカー部時代には腰のケガなどもあり、チームの応援団として太鼓を叩いていたという有名な話です。

 

そこからケガを克服し、プロになり、日本代表になり、

現在も海外の名門チームでとても愛されながらプレーを続けているという稀なストーリーから、

サッカー界では人間力も超一流ということで有名な選手です。

 

この『上昇思考』という本は、目から鱗!みたいな新しい要素はあまりないのですが、

「色々な成功者の本の中に共通して出てくる、当たり前かもしれないけど大切な内容」が、

長友選手の実体験に基づいて、分かりやすい言葉でまとめられている、

長友選手の人間力が詰まった1冊です。

 

今自分が置かれている環境に不満を感じているあなたが、

この『上昇思考』を読んだら、このような考え方を持てるでしょう。

 

・今の状況はすごくありがたいことだと気が付くことができ、

成長していくことで恩返しをしていこうと前向きな気持ちになる。

 

私が選手時代に読んだ際、グッと来た以下の3つのポイントに絞り、

現状に不満を感じている時の乗り越え方をご紹介させていただこうと思います!

 

★3つのポイント

①感謝の気持ち

②ミスに対する考え方

③コミュニケーション

①感謝の気持ち

インテルという素晴らしいチームでプレーできているということも大きいけれど、

毎日の暮らしを送っている中でも、「幸せだなあ」と感じられることばかりだ。

もちろん辛いと感じられるようなこともあれば、落ち込むこともある。

でもそういう経験をできていることも含めて、自分は幸せなのだと実感する。

ただ、人間はわがままなもので、その状態に慣れてくると、それが普通だという感覚になり、

自分が幸せだということを忘れてしまいがちになる面もある。

普通に生活できているだけで幸せなのに、そういうことを忘れて、

自分がどれだけ苦しんでいるかと、不幸の数ばかりを数える人は多いだろう。

そうではなく、目の前にある幸せの数をかぞえていく方がずっといい。-上昇志向より引用

 

プロの世界では、選手が皆、平等な待遇ではなく、

1人1人違います。

 

私は選手時代、海外でプレーしていた経験があります。

 

当時、私は他の日本人選手に比べ、試合にも出て、

結果も出して、チームに貢献している自負がありました。

 

しかし、

私に与えられていた待遇は、

周りの選手と比較して、

最も低い待遇でした。

 

当時は、本当に不満ばかり口にしていました。

 

何度もチームとも話し合い、

少しの間、練習をボイコットしたこともありました。

 

まさに、長友選手の言葉通り、

『自分は可哀そう。』という心境で、

不幸ばかりを数えていました。

 

でもよくよく考えていくと、

幸せに感じることの方が圧倒的に多いことに気が付けました。

 

・選手として成長していくことが最優先の時期において、

信頼して試合に出してもらえている。

 

・毎日、ご飯を用意してくれている。

 

・何かのイベントには必ず連れて行ってくれる。

 

・何よりも、自分を選んでくれた。

そして、海外でプレーする経験をさせてくれている。

 

幸せに感じることの方が圧倒的に多いにも関わらず、

少しの不満に目が行ってしまい、

愚痴ばかりこぼしている自分に気が付くことが出来ました。

 

きっと、私が逆の立場、

”試合には出してもらえないけど、待遇は良い。”

という状態だったとしたら、

『試合に出してくれ!』と、

結局、不満ばかり言っていたはずです。

 

今の環境に不満を感じているのであれば、

今の環境に感じる良い面と悪い面をそれぞれ紙に書き出してみてください。

 

きっと、悪い方に関しては常日頃考えているのでパッと浮かぶと思いますが、

きっと自分が考えていたよりも多くの良い面もあることにも気が付けるでしょう。

 

多くの人に支えられていることに気が付き、感謝の気持ちを持てている人は、

その人たちにどういう恩返しができるかということをいつも考えている。

そう考えていると、いつも前向きに努力をしようと思える。-上昇志向より引用

 

こうして当たり前ではない感謝すべきことに目を向けられるようになると、

今度は自然とどうやって恩返しをしていくかを考えるられるようになり、

前向きに努力していこうという気持ちになることができ、

どんどん良い循環が生まれていきます。

②ミスに対する考え方

明治大学時代にを長友選手を指導していた監督が、

長友選手の一番の武器は、「同じミスを繰り返さない知性」だと言っていたそうです。

ミスをしたら、まずはそれを受け入れる。

 

そして、”何が原因なのか、どうすれば同じミスを繰り返さないで済むか”

考えていくことが成長に繋がる。

 

『ミス=成長のヒント=歓迎すべきもの』

長友選手はミスに対してこのように考えているので、

ミスを恐れずに積極的にチャレンジしていくことが出来るそうです。

 

僕が代表に入ったばかりの頃、緊張してガチガチになっていると、

「ミスなんてやって当たり前なんだから、ミスを恐れず、自分のやりたいようにやればいい」と声を掛けてくれた。

-日本代表 遠藤保仁選手の言葉 上昇思考より引用

「ネガティブな考え方は全て捨てて、どんな時でもポジティブな思考で、前を見ていること。

そうしていれば心も身体も癒される」

「負けが続いていて、いいことがないような時でも、いっぱい笑って、

いまを楽しむことだ。笑顔は全てを救ってくれる」

「良いこともあれば悪いこともあるのは当たり前だから、何事も楽しむことが大切だ。」

-イタリア代表 サネッティ選手の言葉 上昇思考より引用

サッカーを楽しむ上で、主体性を持てるかどうかはとても重要だと思います。

 

ただ、チャレンジしようとしたときに、

『監督に怒られそうだなぁ...』

『チームメイトに嫌われるかもなぁ...』などと、

リスクの方へ目が向いてしまいがちでした。

 

長友選手のようにミスを恐れずにチャレンジしていくことで、

サッカーの楽しさを改めて思い出すことが出来ました。

③コミュニケーション

・良いプレーの為には、早くチームに「馴染む」こと-上昇志向より引用

これは、サッカーのみではなく、会社など全ての組織で言えることでしょう。

良い関係を築く為のコミュニケーションにおいて最も大切なことは、

『笑顔』であると長友選手は述べています。

 

ただ、いくらコチラが笑顔で接していても、

なかなか好きになれない、感じの良くない人もいるかと思います

 

そのような時に、

長友選手は『まず、相手を好きになること』を意識しているようです。

監督や上司はまず好きになる-人を好きになれば、

その人の言うことがすうっと心の中に入っていって、よく理解できる。

その人を好きか嫌いかによって、

その言葉をしっかりと受け止められるかはまるで違ってくるはずだ。-上昇志向より引用

”自分に対して嫌味なことを言ってくる人に対しても、

「一生懸命いろいろ言ってくれて、ありがたいな」くらいの感覚で捉える。

 

その人のことを小馬鹿にするという姿勢ではなく、

”そういう憎めないキャラクターだと思って、

少しずつでも好きになっていくようにしている”

 

ということを意識しているそうです。

 

今の環境に苦手な人や嫌な人がいる方は、

まずは、その人のことを好きだと思ってみてください。

そうすることで、

その人のことが好きになれそうな良い部分がきっと見つかるはずです!

 

さらに長友選手のすごいところは、

こういう接し方をするのが年上の選手や監督だけではないというところです。

新しい人が入ってきたときにでも、まずはリスペクトしようとすることが大切。

誰が上でも下でもない。

上から目線にならずに、誰に対しても相手を尊重して臨みたい。

そうすれば自然と関係は良くなっていく。ー上昇志向より引用

確かに、選手を引退して、

社会を見渡しても、

部下に横柄な態度を取っている人で出世している人を見たことはありません。

 

その他にも、コミュニケーションの中で意識していることとして、

『人の話を聞くということ』を挙げていました。

上手くいっている時、調子がいいときには特にそう、そんな時にこそ謙虚になって、人のアドバイスに耳を傾けるのがいいはずだ。物事がいい方向に進んでいると、自信過剰になって、人の話を聞こうとしなくなることがある。

そういうときは、つい現状に満足しがちになるものなので、自分の過ちや弱点に目を向けなくなってしまう。そうならないように、いろんな意見を聞くことで初心を取り戻し、向上心を強くしていきたい。ー上昇志向より引用

確かに、物事が上手く進み結果が出始めると、どうしても

 

『自分はもう仕事がこなせる、人に教わることはない』

 

という気持ちになってしまいがちです。

 

ですが、そういう時にこそ、人の話に耳を傾けることで、

初心を思い出すことが出来、さらに成長していくことが出来るということです。

 


 

以上、

 

現状に不満を感じている時の乗り越え方として、

私が選手時代に参考にしていた3つのポイント、

 

①感謝の気持ち

②ミスに対する考え方

③コミュニケーション

 

のご紹介でした。

 

革新的な内容ではなく、

当たり前かもしれないけれど、

ほとんどの人が忘れてしまいがちな大切な心構えを、

経験談をもとに説得力を持って、改めて教えてくれます。

この3つのポイント以外にも、大切な心構えがたくさん書かれているので、

『上昇思考』を読み終えた時には、あなたも

 

”今の環境の良い部分に目を向けて、当たり前ではないその環境に感謝の気持ちを持って、

ミスを恐れずに主体的に仕事に取り組み成長して、その環境へ恩返しをしよう!”

 

という、前向きな気持ちになることができると思います。

以上、また折を見て何度も読み返したい、

長友選手の人間力がたっぷり詰まった1冊、『上昇志向』のご紹介でした。

 

上昇思考幸せを感じるために大切なこと

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